最終更新日 1999.3.24
Harmonica Study
ラリー・アドラー研究ノート
適当に研究したので、まちがってるかも、まちがってるかも。
対象CD「Maestro Of The Mouth Organ」Larry Adler
研究期間 通勤途中の車の中で50分、及び睡眠学習
研究目的 トゥーツとの対比
●基礎知識
「ラプソディ・イン・ブルー」を作曲者であるガーシュインの前で吹いて、「君のために作ったみたいだな」といわせた人。
「ボレロ」を作曲者であるラベルの前で吹いて、「いつでも自由に吹いていいよ」といわせた人。
本当はクラシックの人、ジャズは生活のために演奏。
●録音された時代
1934〜38年の録音。スイング時代の演奏。
●楽器
ハンド・カバー・ビブラートを使うためか、3オクターブの楽器
●ハンド・カバー・ビブラート
両手でハーモニカの音の出る所をふさいだり、はなしたりして音色の変化を付けビブラートとしている。
4分音符単位で使用しタンギングの代用として使ってもいる。
●Cキーの多用
ほとんどの曲がC(ハ長調)、後述するコード奏法と関係あり。
●コード奏法
クロマチック・ハーモニカは、吹けばCメジャー(ドミソ)、吸えばDm6(レファラシ)及び、レバーを押せばDbメジャー、Ebm6の和音が出せる。このコードを巧みに利用。
吸い音をドミナントに解釈。Dbも特にカデンツァ時にドミナントに解釈、レバーによるトリルで摘要に吹いている。
「ソフィスティケイテッド・レディ」キーAbでは、吸い音で、レバーを動かしつつ適当吸っている。
コード奏法で演っていると、バッキングのコードと合わなくなる音があるが、コード奏法から、パッカー奏法の切替が絶妙。
コード奏法時にレバーのトリルで、盛り上げている。
細かいコードにとらわれず、リズミカルに吹く事により素晴らしい効果を得ている。
ピアニストが採譜したら多分怒ると思う。でもカッコいい。
●フラッター奏法
フルートなどで良く使う、舌を振るわせる奏法、吹き音で使用。(吹きながら巻き舌をやる)
●現在の感想
よくCD解説等にトゥーツはラリーに影響受けたとあるが、こと表面的な奏法に関してはことごとく違う事をやっている印象を受ける。
Cのキーでしか通用しない事が多いコード奏法だかもっと研究してみよっ!
©fuji-h
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