最終更新日 1999.3.19
Harmonica Study
クリニック・ノート
90年代前半(アバウトな記憶だ…)に、クロード・ガーデンさんとピート・ピーダスンさんにそれぞれ一時間つづ位の、クリニックを受けた事があります。覚えている事を、文章にまとめました。
Claude Garden(クロード・ガーデン)
まず私がマイナスワン(カラオケ)のCDをバックに、「サテンドール」を演奏。1コーラスもしなうちにガーデンさん、乱入吹きまくってた。おい演奏聞いてくれよとは言えなかった。リズムをもっと歯切れよく!みたいな事を言われた。
クラシックは何かやるか?というので、バッハの「無伴奏フルートパルティータ」をちょっと吹いたら、もういいといわれた。これからはクラシックは?と聞かれたら出来ませんと答えるようにしよう。
あと、私は演奏中、吹音ではマイケル・ブレッカーの如く(そこまでひどくはないが)喉が膨らんでしまうのですが、膨らませるな!といわれました。でも全然直りません。
以下のような事を練習しろといわれた
●ロングトーンの練習
ppからffへまたppへとダイナミクスをつけて
●オクターブの跳躍の練習
なめらかに行くように
●3連符の譜割りでドレドレドレドレドレドレと吹き吸いつづける。
お腹が鍛えられる…
私が恐る恐る、「これらのメニューの次は何をやればいいんでしょうか?」(もちろん日本語で)って聞いたら「まだ早い!」(多分フランス語)と怒られた。
ガーデンさんは、来日中のホテルでも何時間も練習するし、また誰かと会っているときもハーモニカを吹いているほどの人だそうです。(ちょっと誇張)
この時はトンボの楽器を使ってました。
記憶がよみがえったら加筆します…
ガーデン氏との写真
Pete Pedersen(ピート・ピーダスン)
マイナスワンで「アローントゥゲザー」を吹いた。ちゃんと終わるまで聞いてくれた。例えば、Dメジャーの所で使えるフレーズを練習しろといってた。その後、ホール・トーン・スケール、コンビネイション・オブ・ディミニッシュ・スケールのパターンを何個か吹いてこれを練習しろといってた。「Sound like Toots!」とも言ってくれた。その後「コルコバード」「デサフィナード」を一緒に演奏した。
へリングの4オクターブの楽器を、ベルトにソフトケースをつけて持ち歩いてました。「おおきに」という言葉が気に入ったらしく連発してました。やさしく明るいおじいちゃんでした。また会いたいですね。
ピートさんに関しては、録音テープが残っているので、気が向いたらそれをもとに加筆します。
クリニックの時の写真
©fuji-h
Harmonica Study
Home