1.Jazz Me Blues
2.Dark Eyes
3.Nalen Boogie
4.Red Devils Boogie
5.Harmonica Rag
6.That's a Plenty
7.Harmonica Shuffle
8.At the Darktown Strutters' Ball
9.Toots Blues
10.Happy Go Lazy
11.My Yiddische Mame
12.High School Cadet March
13.Stardust
14.All the Things You Are
15.Take the a Train
16.Stardust
17.Robbin's Nest
18.I'm in the Mood for Love
19.Undecided
20.Over the Rainbow
21.Lady Be Good
22.Hot Harmonica
1-14 Toots Thielemans - Harmonica
Recorded 1950- 1951
15-22 Les Thompson - Harmonica Recorded 1952
1950〜51年のトゥーツが20代後半のジョージシアリングバンドに参加する以前の頃の録音。
バップを吸収する前のスタイルで、クラシックの引用フレーズも多く、 なにより驚いたのがオクターブ奏法や和音奏法の多用。
ところどころにトゥーツらしさを感じるが、さらっと聴いてると 普通の古い時代のハーモニカ吹きかと聞き流してしまいそうな感じ。
この頃の演奏は、いままでCD化もされていない（？）ので僕は初めて聴いた。
この後数年でバップを猛練習して50年代後半の作品を残したのだなぁ とトゥーツの歴史がつながったというかルーツを聴けたというか、 そういう意味で貴重な一枚。
52年録音のもうひとりのクロマチック吹きレス・トンプソンも素晴らしい奏者で、 むしろこちらの方がバップがちょっと入ってたりする。
この時代ではトゥーツより格上だったのでは？とも思わせる。
てな感じで、録音もノイズがあったりでよくはないので、 現在のスタイルのトゥーツファンにはそれほど薦めないが、 ハーモニカ吹きの方やディープなトゥーツファンにはお薦めです。
